「動物が好き！」という思いを仕事にしたい！
でも、愛玩動物看護師の実際の現場では、どんな「やりがい」があるのでしょうか？
2022年に国家資格となった愛玩動物看護師は、今、獣医療の世界で欠かせない存在となっています。
動物たちの命を守る獣医師のパートナーとして、不安を抱える飼い主さんの心強い味方として、手術の補助や入院動物のケア、飼い主さんへのアドバイスまで、その仕事は多岐にわたります。
でも、それ以上に大切なのは、動物と人の幸せな関係を支える「架け橋」としての役割です。
そこでこの記事では、愛玩動物看護師という仕事の魅力とやりがいを紹介しますので、最後までご一読ください。
1. 愛玩動物看護師という仕事
獣医療の現場で、獣医師と共に動物たちの命を守ることーー
それが愛玩動物看護師の使命です。
2022年から国家資格になったことによって、専門性はより一段と高まりました。
採血や投薬、マイクロチップの挿入など、これまで獣医師にしかできなかった医療行為の一部が業務範囲となっています。
ただ単に仕事の種類が広がったという話ではなく、より高度な知識と技術、そして大きな責任が求められるようになったのです。
2. 現場で感じる5つのやりがい・よろこび
愛玩動物看護師が活躍する現場で感じるやりがい・よろこびを5つ挙げていきます。
動物たちの回復を見守る幸せ
辛そうだった動物が、日に日に元気を取り戻していく姿を間近で見られることは、この仕事ならではのよろこびです。
特に入院動物の看護では、些細な変化にも気づける立場だからこそ、回復の過程をより深く実感でき、やりがいを感じられます。
飼い主さんからの「ありがとう」
不安を抱えて来院される飼い主さんに寄り添い、共に動物の回復を喜び合えるのは、愛玩動物看護師の素敵な瞬間です。
飼い主さんから「あなたがいてくれて本当に心強かった」といった言葉を掛けられることもあり、何よりも大きな励みとなります。
チーム医療の一員としての充実感
獣医師との二人三脚で治療にあたります。
それぞれの専門性を活かしながら最善の医療を提供できることも職業としてのよろこびを感じられるポイントです。
日々の仕事をこなして得られる達成感は、専門職ならではの魅力です。
専門知識を活かせる場面
日々の診療補助はもちろん、予防医療のアドバイスや健康管理の相談など、学んだ知識を実践の場で活かせる機会が数多くあります。
日々の成長を実感できる環境
医療技術の進歩に合わせて常に学び続けることで、自身の成長を実感できます。
新しい治療法や看護技術を身につけていく過程は、やりがいそのものです。
3. 先輩たちの声
ネットの口コミを参考にしながら、よく聞かれる先輩たちの声をまとめてみました。
大規模な総合病院で働いているため、様々な症例に携わることができ、毎日が学びの連続です。特に救急診療では、迅速な判断力と冷静な対応が求められますが、その分やりがいも大きいです。
休暇もしっかり取れるので、自己啓発の時間も確保できています。ただ、夜間診療もあるので、体調管理には気を使います。
地域に根ざした動物病院で働いていると、動物たちの成長を長く見守れることがやりがいです。診療補助や入院管理はもちろん、飼い主さんへの生活指導まで、幅広い業務に携われるのが魅力ですね。
先輩方の指導を受け、日々新しい知識や技術が身についていくのを実感できます。
このように、一人一人の先輩が活躍する現場は違っても、「動物のために」という思いは同じです。
もしあなただったらどんな愛玩動物看護師になりたいですか？
自分の興味関心や職業に対する思いをベースに、イメージをふくらませていきましょう。
4. これから愛玩動物看護師を目指す方へ
愛玩動物看護師を目指すために必要なのは、動物への愛情はもちろんですが、医療人としての責任感、コミュニケーション能力、そして生涯学び続ける姿勢が大切です。
資格取得には指定の専門学校や大学での3年以上の学習が必要ですが、そこで得られる知識と経験は必ず現場で活きてきて、やりがいのある仕事につながります。
また、愛玩動物看護師は、キャリアパスも多様化しています。
動物病院での経験を活かして、ペット関連企業での商品開発や、動物介在活動のスペシャリストとして活躍する道も広がっています。
動物たちの幸せを守る——その思いを胸に、やりがいにあふれる愛玩動物看護師として、新しい獣医療の未来を創っていきませんか？
コメント